ビジネス実務法務検定2級【合格学習法】
2016年7月に実施された「ビジネス実務法務検定2級」に合格したので、私自身の経験をもとに本試験の合格学習法を分析したいと思います!(^^)!
1 ビジネス実務法務検定とは
公式サイト(http://www.kentei.org/houmu/ )を参照してください。
法律系の検定試験の中では比較的有名な検定試験であり、企業の法務部では「本試験の合格が必須」というところもあるようです。
2 難易度
普通(法学検定3級と同等くらい)
合格率は30~40%です。昨年は合格率が20%台まで下がったみたいでしたが、2016年7月の合格率は40%程度でしたので、今後は30~40%前後を推移するものと思います。
3 受験層
30~50歳前後の方が多かったように思います。やはり、社会人(会社員)の方が多いようです。
4 学習期間
1か月程度(※私の場合、法律学を学習した経験があるので、1か月という時間は、純粋に「問題集を解く。」時間に要した時間です)
法律学自体が初学者の場合、1~2か月程度はかかるように思います。
5 合格学習法
(1) 公式問題集
本試験は択一問題のみであり、また公式問題集があるため、公式問題集(書店やamazon等で購入可能)を徹底的に学習することが、合格のための学習法です。
私は、公式問題集を各問3回以上解きました。私の正答率の変遷は、以下の通りです。
なお、後述しますが、私は2013年度版の公式問題集・公式テキストを使用していました(^^;)
【基本問題】
第1章 ①14、②15、③19、④20/20
第2章 ①14,②15、③17/17
第3章 ①10、②12、③12、④13/13
第4章 ①15、②18、③19、④20/20
第5章 ①18、②20、③22、④23/23
第6章 ①4、 ②4、 ③5/5
第7章 ①5、 ②7、 ③8/8
第8章 ①3、 ②3/3
第9章 ①4、 ②5、 ③5/5
【過去問】
第30回 ①75、②93、③100/100点
第31回 ①82、②94、③100/100点
第32回 ①79、②86、③100/100点
(2) 公式テキスト
また、本試験は、公式問題集から似た問題が出題されますが、その割合は5~6割程度です(※全く同じ問題は出題されません)。残りの割合は、どこから出題されるかというと、公式テキスト(これも書店やamazon等で購入可能)です。
公式テキストの読み方としては、公式テキストの太字部分を中心に読めば良いので(時間がない場合は太字部分だけでも良い)、数回読むことをおすすめします。
6 古い年度の公式テキスト・問題集でも対応できるか?
私は、2013年度版のものを使用していました。その理由は、2013年度の公式テキスト・問題集はamazonだと1冊あたり1円(送料込みで257円)だったからです(笑)
私の場合、結果的には合格できましたが、私の試験結果をみると、平均点の高い前半部分で平均点を下回っており、後半の平均が低かった部分で平均点を大きく上回っていたり、某掲示板での受験生の感想と私自身の感想と合わなかったりする等、やはり数年前の問題集であってもけっこう試験の傾向が異なってきているので、古い年度の問題集を使用することはあまりおすすめしません(^^;)
他の資格試験である程度法律系の勉強に慣れている方であれば別ですが、平成26年度には会社法の大改正がありましたし、他の法律でも法改正・追加等があるので、できれば最新年度の本を使用した方が良いと思います(*^_^*)
7 公式問題集・テキスト以外の参考書の必要性
基本的に不要であると思います。なぜなら、公式の問題集・テキストに準拠して問題は作成されるので、公式のものを参考にすることが合格の最短ルートであるからです。
もっとも、「合格するため」という目的を超えて「法律学を学びたい」というのであれば、他の参考書を参考にすることも良いと思います。
8 試験結果
以上の試験対策を行った結果、試験本番は85/100点でした。
試験後に調べてみたところ、失点した部分は、最新年度の公式問題集・公式テキストにはちゃんと記載されていた部分が大半でした…(^^;)
9 最後に
ビジネス実務法務検定2級を取得していると、ビジネス実務法務検定1級の受験資格を得られるメリットがあります。いつ受験するかはまだ未定ですが、せっかくなので、「1級にも挑戦してみたいな」と思っています(*^_^*)
2級は、法律試験の入門編としてちょうどよいレベルだと思うので、ぜひ受験してみてください!(^^)!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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